土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成23年9月号》(創刊号)
土地家屋調査士の仕事って?

 土地家屋調査士ってどんな仕事なのか知らない人が多いと思われますので、どんなことをしているのか説明します。

1.土地を実際に測量して境界を設置します。

 一般に境界とはブロック塀や、柵で囲まれている範囲ですが、本当の境界はコンクリートの杭や金属で出来た明示板などが境界の目印になるものです。
 この境界は

金属標コンクリート杭
金属標コンクリート杭

 のような物になります。
 境界は隣人との無用な争いを避けるための大事なものなので、一度確認してみてください。

2.測量の基本
 実際に測量って言っても知らない人から言えば、三脚で機械が載ってて何か覗いている、くらいしか分からないと思います。
 少しだけ測量のことを知ってみましょう。

当事務所のライカの測量器
当事務所のライカの測量器

 この器械を完全に水平・垂直に三脚の上に設置します。
 片方が測るためのレンズ、もう片方が覗いてポイントを見るレンズが付いています。
 覗いて測るポイントをレーザーで斜辺の距離を測り、器械の高さを計算することにより、水平距離がわかります。
 土地の面積は水平投影によって計算されます。
 例えば真四角の土地であれば、最低4点測量すれば面積がわかることになりますね。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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