リスク法務実務研究会は、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、ファイナンシャルプランナー、保険代理店等の各種専門家によって構成する任意団体です。

土地家屋調査士の仕事って?
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境界損壊罪とは? |
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今月号は少し難しい内容です。。
刑法
境界標を損壊し、移動し、若しくは除去し、又はその他の方法により、土地の境界を認識することができないようにした者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
上記にある通り、境界を移動などした時には罪になります。
当事務所で、実際によくある話ですが、田や畑をトラクター等の農耕機具で作業すると徐々に畦(あぜ)が押されて、移動してしまうことがあります。
俗に言う、「畦広げ」です。
例えば、畦の中心が境界で、かつコンクリート杭などの境界標が設置されていれば、境界損壊罪に該当してしまう恐れがあります。
住宅地では境界を設置していたのに、ブロック塀の工事などを行なって、境界を紛失、亡失してしまうこともあります。これも、境界が存在する土地の所有者に言わせれば、境界損壊罪に該当すると考えることができます。
土地の境界を守るのは、その土地の所有者もしくは管理者でしかできません。 回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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福田土地家屋調査士事務所 土地家屋調査士 福田 憲太郎 福岡市対馬小路4-1-101 TEL092-263-5051 FAX092-263-5041 HP: http://www.tochi-con.jp |
