土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成26年3月号》
測量の種類について

 今月は測量の種類について説明します。

 土地家屋調査士は境界を判明するための測量を行います。測量といっても色んな種類がありますので今回は様々な測量について学んでみましょう。

1. 現況測量
 現況測量とは名前の通り、土地の区画、面積を見たままを測ることをいいます。境界の測量の基礎図面にもなることがあります。基本は平面図を作るための作業になり、当然ですが測量士の方も行うことができます。

2. レベル測量(高低測量)
 レベル測量とは、土地の高さを測る測量になります。1でも述べた現況測量と一緒に行うことが多い業務です。なぜ、レベルが必要かと説明しますが、建物の計画の時、斜面がどのくらいあるか、切土・盛土はどの程度必要か、さらに隣地のブロック塀の高さのことを考え設計しないといけない場合など、レベル測量は建築や造成工事に非常に大事な測量です。

3. 真北(しんぼく)測量
 真北測量とはなにかを説明する前に、測量でいう"北"の2種類を説明します。
(1) 磁北 わかりやすく言えば方位磁石で指す北(2) 真北 北極星を北として指す北真北測量とは(2)を測量することです。建築における斜線制限に用いられます。

4. 水準測量
 水準測量とはレベル測量と似ていますが、標高値を測量するためのものになります。
 福岡では飛行場が街なかにありますので、標高何mまでの建物が建築できるか、といった地域で使うことが多い測量となります。

今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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