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土地家屋調査士の仕事って?
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公図について2 |
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先月に引き続き公図のことについて説明したいと思います。
まずは下記図面を見比べてください。 和紙公図 ![]() 公図 ![]() 上側は、和紙公図、下は現在の公図です。 和紙公図についてはいろんな着色があり、文字は手書きですが私達にとっては非常に情報が多い図面です。現在の公図は地番と形状のみの記載にとどまっており、その他の情報は図では見ることができません 特に境界を判別する作業においては、和紙公図は地番が消されている部分、赤色に塗ってある部分、手書きではありますがその分、情報が多くありますので作業においては役立つ資料となっています。 一方、現在の公図は和紙公図から時代の変遷を経てコンピュータ化されたもので文字や、敷地の形状はシンプルで分かり易いものとなっています。 一般的には現在の公図で十分ですが、境界となると和紙公図も含めて考えないといけない場合がままあります。 和紙公図は一般的な図面ではありませんが、重要な図面ですので、いまでも法務局で取得ができるようになっています。 今月は以上です。 回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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