土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成29年4月号》
土地家屋調査士って

 今月は、土地家屋調査士が行う登記業務について説明します。

 土地家屋調査士は不動産の表示に関する登記を代理人になって行う事ができる資格となっております。

 土地の業務
 1. 土地分筆登記
 土地の分筆登記とは、例えば100坪の土地を50坪ずつの2個の不動産にする登記のことを言います。この登記で分譲地や道路の拡幅などが形成されています。
 その分筆登記の際は境界点を設置し、法務局に備え付けるための地積測量図を作成します。登記を行う前提として境界確定測量も行う必要があります。

 2. 土地合筆登記
 土地の合筆登記とは、2個以上の地番がある土地を1個の土地の地番にする登記です。この登記により複数ある土地を管理しやすくすることができます。ただ、抵当権などの権利の登記がある場合は、同一の登記内容でないと合筆できないなど、制限がありますので注意しましょう。

 3. 地目変更登記
 まず、地目とは土地の登記事項証明で地目が定められており、建物が建っている土地は通常、宅地になっており、また農地であるものは田または畑など記載されています。
 この土地の利用状況の変更があった場合に地目の変更登記を行います。農地であれば農地転用の許可などの証明を添付し登記申請します。
 来月に続きます。
 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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