土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成30年6月号》
コラム測量に使われる道具の歴史

今月は測量するときに使用していた道具(機材)についての話です。

1.縄(ロープ)
 歴史では太閤検地という年貢を納めるため測量がされていました。このときは縄でそれぞれが他人の土地を測り、絵図という石高がわかる図面を作ったそうです。
 ちなみに縄伸び、縄縮みといって縄伸びの場合は面積を狭く図り、縄縮みの場合は広くみせるといったこともあったようです。

2.巻尺
 時代は進み寸法が入った巻尺の時代になります。これにも種類があって、ビニール製の伸びてしまう廉価なものや、鋼巻尺という金属製のものとあります。測量のときは金属製の巻尺に一定の力をかけて(引っ張って)測量します。また、厳密なところでは気温で補正することになります。概ね20度で誤差が0(ゼロ)になるようです。

3.平板
 平板は使う技術者の経験と能力が必要な測量機械です。四角い板の上で角度と距離を図にしていきます。水平に距離を測らないといけないので、斜面の土地など技術的に難しいこともあります。

4.トランシット
 トランシットとは三脚に設置し、レンズを覗いて角度を図るものです。距離は巻尺で図ります。角度の計測がある程度正確になりましたので、測量精度があがっています。

5.光波測距儀
 上記のトランシットでは距離は巻尺で測っていたのに対して、この光波測距儀は光で距離を測ります。ここまで来るとほぼ現在の測量に近くなりました。

6.トータルステーション
 光波測距儀に記録するなど様々な機能を持った測量機械です。この機械が現在に使われているものです。視準といって機械のレンズを覗き、測量する対象物にきちんと合わせることができれば難しいものではありません。

7.GNSS(グロナス)
 これはGPSの電波とロシアの衛星の電波などを含めた位置情報の技術です。これにより、境界の位置情報が正確にわかります。上記のトータルステーションと合わせて使用します。

 まとめとして、時代の変遷とともに測量するための方法や機械が変わってきています。もしかしたら何年後かは上記のような三脚の上に載った機械ではなく、スマートフォンのような小型端末で測量ができる日も訪れるのではないでしょうか。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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