リスク法務実務研究会は、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、ファイナンシャルプランナー、保険代理店等の各種専門家によって構成する任意団体です。

　今月は土地区画整理について説明します。土地区画整理とは、元々あった複数の土地の区画を変更することを言います。元々あった土地を従前地と呼びます。従前地は道路の接道が悪い、土地の形が悪い不整形地などであったりします。これを区画整理を行い、使いやすい土地にします。
　区画整理を行うと、従前地の面積より、その区画整理された土地は狭くなることがあります。狭くなることがあったとしても、道路接道がよくなったり、不整形地が整形地になることで価値があがることが多いです。
　区画整理が行われる期間は概ねの部分で定められています。その期間は数年から１０年以上かかることもあります。
　その期間中に土地を売却したい場合は、底地という区画整理前の土地を取引することとなります。
　底地を売却するということですが、換地と呼ばれる区画整理後の土地を対象とした取引となります。
　また、区画整理中の土地の一部を売却することも、土地分筆登記によってすることができます。これも上記のように区画整理後の土地のどの部分と対象を決めて取引されます。

　今月は以上です。