今月は道路について土地家屋調査士の知識と知っていることを説明します。
今月は一般的に見るブロック塀から境界を探る方法を説明します。
ブロック塀は境界を知るための物証として有効なものが多いと考えられます。
造成地で多数戸建てが建つ分譲地では建築する前にはブロック塀が設置しており、土地の範囲がわかりやすく、境界とブロック塀が一致していることが多くあります。
ブロック塀の中心なのか、それともブロック内側、外側かは境界の杭を見ればわかると思います。
造成された新しい区画の分譲地はわかりやすいと言うことです。
次に、昔からある区画でのブロック塀ですが、これも概ねブロック塀で仕切りがあるとわかりやすい土地ではありますが、ブロック塀の中心なのか、または違うのかを見る方法として、境界があるかないか、あれば良いのですが、ない場合はどのように判断すれば良いでしょうか。
ブロック塀が設置されている時期、ブロック塀が明らかに隣地と年代が違うもの、またはブロック塀の厚さが違う、また高さが違うなどそれぞれの違いが設置されているブロック塀を見ることでわかります。
これにより、こちらのブロック塀なのか、隣地の所有しているブロック塀なのかを判断することができそうです。
また中心なのか違うのかを判断するのは、その対象となるブロック塀の所有を調べましょう。隣地の所有者に確認すると、当時のことを知る人がいるかもしれません。
お互いで出資し施工されたものであればブロック中心、そうでなければ工事費用を出資した当事者の敷地内にブロックは設置されています。
今回のリスクとして、ブロック塀と境界が一致していることが前提となりますので、稀にブロック塀と境界が違う場合もあることを覚えておきましょう。
今月は以上です。
回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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