土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和5年11月号》
高床式など

今月は建物の話です。
平屋の建物の上に増築した場合は2階建ての建物となります。1階部分は鉄骨の柱のみとし、2階部分への階段は外階段で、その2階部分は住居などが建築されたときは、1階部分は建物の要件としてありませんので、平家建として登記されます。
登記の記載される構造として"高床式平家建"となります。
すでに、建物が登記され、空いた土地部分に別棟の建物を建築した場合で、用途として母屋の離れであるときは附属建物の新築の登記を行います。
登記としては1個の登記簿に主である建物、附属建物として記載されます。
ここで、附属建物はなんでもできるかというと、そうではありません。
附属建物には要件があって、主である建物の附属として利用されていることが必要であって、要件を満たさない場合は附属建物として認められません。
ですので、別の建物として登記する必要があります。
例えば、住宅と物置や事務所と倉庫、事務所と車庫など利用する関係性の一致が要件となります。
できないものとして、一般的に共同住宅と共同住宅、事務所と事務所などそれぞれが主である建物として認定できる場合は附属建物としてはできません。   

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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