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財務会計の散歩みち
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経営と財務−再生の条件『自助努力』 |
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こんにちは。このところ株高・円安と順調に推移する中で、安倍内閣の成長戦略の第2弾なども発表され、企業業績も好調の決算発表が続いています。この調子で、大企業の業績が上がってゆき、また、生産拠点の国内シフトなども起きてくれたらなあと切に願います。
【再生と破産の境目】 【自助努力】 赤字事業の撤退や不稼働資産の処分、役員報酬・人件費のカットなどが最初に思い浮かぶのですが、単に、赤字事業を切り捨てれば良いという発想だけでは足りません。より細かく分析することで経営効率を良くすることも検討すべきです。 例えば、利益を商品別、得意先別、地域別等に分析をします。その中で、採算の取れているところや確実に将来性があると判断できるところに資源を集中させるという発想はどうでしょうか? 例えば、事業所や車両や設備・備品について、本当にそれだけの数が必要なのかを考えてみましょう。外回り中心の営業担当者が配属されている営業所で、営業担当者毎の机が果たして必要でしょうか?交通の便の良い都会部の営業担当者1人につき1台の営業車が必要でしょうか?先に述べた地域別採算分析で赤字となっている地域に事業所が必要でしょうか?
いろいろと発想を組み合わせると利益対策やコスト対策に繋がるような作戦も出てくると思います。私の知っている卸売業者になりますが、 ひとつは、「作業の標準化」です。同じプロセスなのに部署ごとにやり方が違ったりします。その違いを洗い出して、何故違うのか?どちらが効率的なのか?を検討しました。その事例では、非効率な手続きをしていた部門で管理職の不正という人的要因も見つけることができました。
もうひとつは、「考える仕事と単純作業の区分」です。少し事例を並べてみますので、「考える仕事」と「単純作業」に分けてみてください。
話を戻しますが、再生ということであっても、まずは、自助努力により黒字事業を生み出すことが必要ということです。基本的な考え方になりますが、改善の結果生じた事業の黒字により負債の返済条件の変更や場合によっては債権放棄を要請するというのが事業の再生になります。
【思うこと】 また、続きは次回にいたします。
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